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属人化をなくす引き継ぎセット(手順書1枚+チェック+置き場)
業務効率化

属人化をなくす引き継ぎセット(手順書1枚+チェック+置き場)

「あの人しか分からない仕事がある」「担当者が休むと業務が止まる」。これは属人化の典型的な症状です。多くの場合、引き継ぎのタイミングで解消しようとしますが、時間がなくて「口頭で伝えて終わり」になりがちです。


しかし、口頭だけの引き継ぎは、3ヶ月後に必ず問題を起こします。ここでは、忙しい中でも確実に業務を残すための「引き継ぎセット」の作り方を紹介します。


属人化を解消する3点セット(手順書・チェックリスト・置き場マップ)の図

属人化を解消しようとして、立派なマニュアルを作ろうとすると挫折します。作ること自体が大変ですし、読む側も読む気が起きません。目指すべきは「A4用紙1枚の手順書」です。それ以上は、運用しながら足せば十分です。


引き継ぎに必要なのは、次の3つだけです。


  • 手順書(1枚):全体の流れと、やるべきこと
  • チェックリスト:ミスのポイントと確認事項
  • 置き場マップ:ファイルの保存場所、パスワードのありか

手順書には、細かい操作方法は書きません。「何のために、どの順番でやるか」だけを書きます。


【業務名:〇〇請求書の発行】 ■ 目的:毎月〇日までに、取引先へ請求書を送付する ■ 時期:毎月1日〜5日の間 ■ 手順: 1. 売上データを確認する(場所:フォルダA) 2. システムに入力する(ログインIDは別紙) 3. PDFを出力し、内容をチェックする 4. メールで送付する(宛先リストはフォルダB) 5. 控えを保存する(場所:フォルダC) ■ 困った時の相談先: ・システムのエラー → 〇〇さん ・金額の不明点 → 営業担当

これだけで十分です。細かい画面操作は、必要になった時に聞けば解決しますが、全体の流れは聞いても分かりにくいからです。


属人化している業務は、担当者独自の「勘所」でミスを防いでいることが多いです。それを言葉にします。


例:


  • 消費税の端数処理は合っているか
  • 宛名の「御中」「様」は正しいか
  • 前回と比べて金額が大きく変わっていないか

これがあるだけで、新任者の不安は半分になります。


引き継ぎがスムーズに進むビフォーアフター(不安な引き継ぎ vs セットがある引き継ぎ)

引き継ぎで一番困るのは「ファイルがどこにあるか分からない」ことです。最新版がどれか分からない、パスワードが分からない、参考資料が見つからない。これを防ぐために「置き場マップ」を作ります。


  • 作業中ファイルの場所
  • 完了分の保存場所
  • 参考資料・マニュアルの場所
  • 関係者の連絡先リスト

属人化の解消は、すべての知識をコピーすることではありません。次にやる人が迷わないための「地図(手順書・チェックリスト・置き場)」を残すことです。


この3点セットさえあれば、担当者が変わっても業務は止まりません。


自社の組織は、もっと良くなる。

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