バックオフィス
経理業務の月次締めを早くする:中小企業のバックオフィス改善
「今月も締めがギリギリになってしまった」
経理担当者の方から、こうした声をよく伺います。
月次締めが遅れる原因は、担当者の能力の問題ではなく、社内の情報の集まり方や手順に原因があることが多いです。
原因を整理すれば、締めの日数は着実に短縮できます。
月次締めが遅れる主な原因
まずは、自社の締めがなぜ時間がかかっているのかを確認してみましょう。
よくある原因は、次のようなものです。
- 各部署からの経費精算や証憑の提出が遅い
- 入力や仕訳の確認に時間がかかる
- 締めの手順が担当者の頭の中にしかない
- イレギュラーな取引の処理に毎回悩む
締め作業を「集める」「処理する」「確認する」に分ける
締め作業は一つの塊として考えると改善しにくいため、工程ごとに分けて見直すのがおすすめです。
| 工程 | 改善の方向性 |
|---|---|
| 集める | 提出期限とルールを明確にする |
| 処理する | 入力や仕訳のルールを標準化する |
| 確認する | チェック項目を事前に決めておく |
1. 提出期限とルールを明確にする
各部署からの経費精算や証憑が遅れると、その分だけ締め全体が後ろ倒しになります。
提出期限を社内に周知し、期限を過ぎた場合の扱いも決めておくと、遅れが減りやすくなります。
2. 入力や仕訳のルールを標準化する
迷いながら仕訳を入力していると、確認のたびに時間がかかります。
よくある取引パターンについては、あらかじめ処理方法を決めて共有しておくと、判断の時間を減らせます。
3. 手順を書き出して属人化を防ぐ
締め作業が特定の担当者の頭の中にしかない場合、その人が不在になると作業が止まってしまいます。
締めの手順を簡単にでも書き出しておくと、急な休みにも対応しやすくなります。
締めを早くするための進め方
- 締め作業を「集める」「処理する」「確認する」に分けて書き出す
- それぞれの工程でどこに時間がかかっているか確認する
- 提出ルールや入力ルールなど、決められる部分から標準化する
- 締めの手順を簡単な形でよいので文書化する
まとめ
月次締めの遅れは、工程ごとに原因を分けて見ていくと、改善の糸口が見つかりやすくなります。
まずは自社の締め作業を3つの工程に分けて書き出すことから始めてみてください。
Delphi Growthでは、業務改善・仕組みづくりの支援を無料相談から承っています。月次締めの遅れに悩んでいる方は、お気軽にご相談ください。
